今更になりますがWコヤンスカヤシステム(以下「コヤンシステム」)の解説です。
スキルのCT加速を利用するので、他のシステムより少しややこしくイメージしづらいプレイヤーも多いのでは無いでしょうか?
コヤンシステムはやり方さえ分かれば、スカディ、キャストリアシステム以上に手軽で周回しやすいシステムです。
この記事ではコヤンシステムの基本を解説します。
少しでも周回効率が良くなれば幸いです。
Wコヤンスカヤシステムとは?

コヤンシステムとは、宝具を連射するQuickのスカディシステム、Artsのキャストリアシステムに続く、Buster宝具を連射する新たなシステムです。
Busterは攻撃によるリチャージが出来ないコマンドカードですが、コヤンシステムはCT加速とNP配布を利用する事で宝具を連続で撃ちやすくなります。
宝具を撃つだけならBuster宝具でなくても可能です。
他のシステムのように3ターン周回に使うとなると、それを可能とするサーヴァントが限られますが、リチャージを気にする必要が無く、敵の編成に左右されない安定した運用が出来るのが最大の特徴です。
またスター獲得と集中、クリティカル威力アップのスキルも持ち、幅広い人属性特攻のスキルもあるので、高難易度クエストの活躍も期待できます。
Wコヤンスカヤシステムの基本
コヤンシステムの基本的な運用方法を解説します。
運用にあたりいくつか前提条件があるので
システムの条件
基本的に以下の条件が必須。
・NPを合計50%以上チャージできるスキルがあって、そのCTが7以下のサーヴァント
・NP100%以上のチャージ礼装を所持
・マスター礼装「アトラス院制服」を所持
・コヤンスカヤの「イノベイター・バニー」のスキルレベルが10

マスター礼装の「アトラス院制服」は「魔術礼装クエスト・アトラス院制服」をクリアする事で獲得可能。
システム適性のあるサーヴァント

以下はシステムの条件を満たし、Busterの全体宝具であるサーヴァント(9/19時点)
限定 | ストーリー限定 | 恒常 | |
セイバー | 伊吹童子 | – | アルトリア・ペンドラゴン※1 モードレッド※1 |
アーチャー | イシュタル | テスラ | – |
ランサー | エレシュキガル | アルトリア(☆5槍) | – |
ライダー | – | – | フランシス・ドレイク |
キャスター | ネロ・クラウディウス(術) | クー・フーリン(術) | – |
バーサーカー | モルガン | – | – |
ルーラー | アルトリア(裁)※1 | – | – |
アヴェンジャー | スペース・イシュタル※2 | – | – |
アルター・エゴ | – | – | – |
ムーンキャンサー | BB(☆5) | – | – |
フォーリナー | アビゲイル(夏) | – | – |
プリテンダー | オベロン | – | – |
※2.スキルで宝具のカードをBusterへ変更可能。
クー・フーリン(術)以外はレアリティが☆5で殆どが限定キャラ。それもNPチャージ系スキルのレベルを10まで強化する必要がある。
唯一の低レアであるクー・フーリン(術)だが、ストーリー第2部6章後半まで進めないとコヤンシステムを可能とするスキル「泉にて」に強化されない。
システム適性のある魔術礼装
現状、NPを100%チャージできる礼装は以下の2つだけ。
どちらも完凸する必要がある。
カレイドスコープ
通常:自身のNPを80%チャージした状態でバトルを開始する
完凸:自身のNPを100%チャージした状態でバトルを開始する
完凸する事でNPを100%チャージした状態でバトルを開始できる。
FGOサービス開始時から存在する今も尚最強の礼装として知られる概念礼装。
今だピックアップすらされた事も無いので完凸出来ているプレイヤーは多くない。
魔導元帥
通常:自身のNPを80%チャージした状態でバトルを開始する
完凸:自身のNPを100%チャージした状態でバトルを開始する
完凸する事でNPを100%チャージした状態でバトルを開始できる。
最近になって実装されたカレイドスコープの亜種。効果は同じだが、こちらは上昇するステータスがHP。攻撃性能は劣るがシステムを運用する上では問題無い。
完凸出来ていない場合、装備させるサーヴァントのアペンドスキル「魔力装填」のスキルレベルを10にする事で、合計NPが100%の状態でバトルを開始できる。
コヤンスカヤのスキル

コヤンシステムでは、コヤンスカヤの第1スキル「イノベイター・バニー」のレベルを10にする必要がある。
1つのスキルをレベル10に上げるまでに必要な素材は以下の通り。
・殺の輝石×17
・殺の魔石×17
・殺の秘石×17
・励振火薬×44
・魔術髄液×44
・禍罪の矢尻×24
・真理の卵×10
・伝承結晶×1
コヤンスカヤはコモン素材を使う代わりに大量に喰うタイプ。
しかも最近、新規サーヴァントがよく要求してくる「真理の卵」が10個も必要。
3ターン周回の確実性を上げるなら第3スキル「NFFスペシャル」のレベル上げもしたい。
Wコヤンスカヤシステムのやり方
以下はフランシス・ドレイクを例にしたコヤンシステムの運用例です。
1.バトル準備
基本的にアタッカー1騎と2騎のコヤンスカヤで編成する。
アタッカーとなるドレイクには完凸した「カレイドスコープ(もしくは魔導元帥)」を装備。
マスター礼装は「アトラス院制服」に設定する(忘れずに!)。
アタッカーに装備させる「カレイドスコープ(もしくは魔導元帥)」が、完凸出来ていない場合はアタッカーのアペンドスキル「魔力装填」のスキルレベルを10にして合計NPが100%になるようにしておく。
コヤンスカヤを借りるときは必ず第1スキルのレベルが10になっている事を確認する事。
欲を言うと第3スキルのレベルも高いのを選びたい。
サポートのコヤンスカヤは野良でも良い。宝具Lv・概念礼装も何でもOK。
2.バトル開始 1ターン目(1wave)

バトル開始。
アタッカーであるドレイクのNPが100%になっている事を確認する。

バトルが始まったら2騎のコヤンスカヤで第3スキル「NFFスペシャル」をドレイクに掛ける。
ドレイクの第2スキル「駆け抜ける黄金律」は、3ターン継続しCTが8以下の自己バフなので、ここで掛けておくと周回の確実性が上がる。

宝具を撃つ。
宝具Lvや宝具の強化次第ではあるが、ドレイク自身のバフとコヤンスカヤ2騎の高倍率のBusterバフで、有利クラスの敵であれば5万程度のHPなら削り切れる。
3.バトル 2ターン目(2wave)

第2waveへ。
当然だがドレイクのNPはゼロ。
最初にドレイクのNPチャージスキルを使ってNPを50%上げる。
必ず最初に使う事!

その次にコヤンスカヤの第1スキル「イノベイター・バニー」を使ってドレイクのNPを100%にする。
この順序は間違えないように!

宝具を撃つ。
HPが高く倒しきれない敵がいれば、コヤンスカヤの第2スキルを使ってクリティカルで殴るなどして対応すると良い。
4.バトル 3ターン目(3wave)

第3waveへ。
この時点でドレイクのNPチャージスキルの残りCTは3。
もう一人のコヤンスカヤでドレイクのNPを50%チャージ。CTも2加速させる。
これでドレイクの残りCTは1に。
マスター礼装「アトラス院制服」の第3スキル「メジェドの眼」でドレイクのCTを更に加速させる。
順序は何でも良い。

合計CT4加速されたので、ドレイクの第3スキルが再使用可能に。
これでNPが50%チャージできるので宝具が撃てる。

1ターン目で自己バフを使用していた場合、そのCTも完了しているはず。
このターンでそれを使えば2重に自己バフが掛かるので火力が更にアップする。
Wコヤンスカヤシステムの妥協
「カレイドスコープ」又は「魔導元帥」が無くても、マスター礼装の「カルデア戦闘服」があればNP50チャージ礼装でもコヤンシステムは可能です。
ただしその場合は条件がやや異なります。
システム(妥協)の条件
コヤンシステムを妥協する場合、条件は以下。
・NPを合計50%以上チャージできるスキルがあって、そのCTが6以下のサーヴァント
・NP50%以上のチャージ礼装を所持
・マスター礼装「カルデア戦闘服」を所持
・コヤンスカヤの「イノベイター・バニー」のスキルレベルが10
・NPを50%以上配布出来るサーヴァント(コヤンスカヤ以外)
NPチャージスキルのCTが6以下である事に注意。
BB(☆5)は運用不可となる。
アペンドスキル「魔力装填」のスキルレベルを10に出来れば、NPチャージが最大30%までしか出来ないサーヴァントでも運用が可能。コヤンシステムの幅が広くなる。
NP50%配布出来るサーヴァント(コヤンスカヤ以外)

現状、コヤンスカヤ以外でNP50%配布出来るサーヴァントは以下の通り。
限定 | 恒常 | |
キャスター | 司馬懿 スカサハ=スカディ アルトリア・キャスター | 諸葛孔明 |
プリテンダー | オベロン |
全て☆5レアであり5騎しかいない。しかも孔明以外は限定キャラ。
妥協とは言え、やはり敷居は高い。
Wコヤンスカヤシステム(妥協)のやり方

スターティングメンバ―は、アタッカー1騎とコヤンスカヤ2騎。
アタッカーにはNP50%チャージ礼装を装備。それ以外は何でもOK。
サブメンバーにNP50%配布出来るサーヴァントを編成する。
マスター礼装は「カルデア戦闘服」にする事を忘れずに。
- 1ターン目
2騎のコヤンスカヤでアタッカーに「NFFスペシャル」を使う。
アタッカーのNPチャージでNPを100%にして宝具を撃つ。
- 2ターン目
2騎のコヤンスカヤでアタッカーに「イノベイター・バニー」を使ってNP100%、CTを4短縮。
アタッカーが宝具を撃つ。
- 3ターン目
この時、アタッカーのスキルのCTが完了する。
オーダーチェンジでコヤンスカヤと交代。孔明などでアタッカーにNPを50%配布。
アタッカーのNPチャージでNPを100%にして宝具を撃つ。

まとめ

以上の解説を見て分かるかと思いますが、コヤンシステムは非常にハードルの高いシステムです。
適性サーヴァントは☆5レアばかりで限定が多く、スキルレベルも殆ど10まで上げる必要があります。
更にカレイドスコープ(又は魔導元帥)も必要でしかも完凸。出来ない場合はアペンドスキルのレベルを10まで上げないといけない…。
カレイドスコープ(又は魔導元帥)そのものが無い場合、孔明などNP50%配布できるサーヴァントを別に用意する必要がある…。
カレイドスコープはこれまでピックアップされた事が無く、恐らく今後もされないでしょう。
最近はNPチャージのスキルを持つサーヴァントが増える傾向にあるので、アペンドスキルの存在もアリ、適正あるサーヴァントも増えていくと思います。
以上で解説したコヤンシステムはあくまで基本です。
オベロンを使ったり、他の概念礼装を使ったりなど様々なアレンジがあるので、サーヴァントや礼装が揃っているプレイヤーは色々試してみると面白いでしょう。