雷電将軍に続き、ついに珊瑚宮心海が実装されました。
水元素の法器キャラでヒーラー、回復方法もよく似ていることからバーバラとよく比較されます。
最大の特徴は元素爆発で自身を強化し、一時的にアタッカーになれる事。よって殴れるヒーラーとして注目されました。
しかしいざ実装されてみると、デメリットが非常に凶悪でどうしても高い評価を得られないキャラとなっています。
この記事ではその珊瑚宮心海の性能を解説します。
引くか悩んでいる人は参考にして頂けると嬉しいです。
閲覧上の注意

この記事で紹介する珊瑚宮心海は以下の基準での解説となります。
・星の星座は未解放(無凸)
・キャラレベルは80
・武器は☆4でレベルは80
・通常攻撃・元素スキル・元素爆発の天賦レベルは6
・聖遺物厳選はメインOPで妥協
・ソロプレイを想定
・使用プラットフォームはPS4
”普通の珊瑚宮心海”になります。予めご承知おきください。
あくまでも参考程度に記事を閲覧していただけると幸いです。
珊瑚宮心海の基本性能

名前 | 珊瑚宮心海 |
神の目 | 水 |
武器 | 法器 |
基礎HP(Lv90) | 13,471 |
基礎攻撃力(Lv90) | 234 |
基礎防御力(Lv90) | 657 |
Lv突破ステータス | 水元素ダメージ |
”高級バーバラ”と見られがちな珊瑚宮心海(以下「心海」)ですが、個人的には役割が豊富なヒーラーという印象です。
心海は、通常時は回復とサポートを担当し、元素爆発を使うとアタッカーとして戦うサブアタッカーに調整されています。
同じヒーラーであるバーバラや七七と違い、元素粒子の回収力も並み以上で元素爆発も撃ちやすく、元素のばら撒き性能はトップクラス。
回復以外にも出来る事が多く、ただのヒーラーで終わらない策略家らしい運用が可能なキャラクターです。
通常攻撃「水の常形」

法器らしい3段の連続攻撃。魚の形をした水弾で攻撃する。
ホーミング性能が高く、ダメージ倍率は法器キャラの中ではトップクラスの高さ。
1段目と2段目の発生が速い代わりに、3段目は発生がやや遅く隙も大きい。
ダッシュキャンセルを使って2段止めで攻撃していく方が、総合的なダメージは高い。
重撃は水元素による範囲攻撃を行う。
ダメージ倍率が低く使用する機会は少ない。
元素スキル「海月の誓い」

「化海月」を召喚し範囲内に出場しているキャラのHPを一定間隔で回復すると同時に、周囲の敵に水元素ダメージを与える。
効果時間は12秒で、その間に発生する回復と攻撃は6回。CTは20秒。回復量は心海のHPが高いほど上がる。
範囲は広いとは言えないが、元素を周囲に継続的にばら撒いていくので元素反応の起点に使いやすい。
複数の敵を《蒸発》反応で一気に壊滅させたり、《凍結》で延々と拘束し続けたり、心海のサポートの要とも言える天賦。
しかし召喚した化海月はその場から動かず、敵を追いかける訳でも挑発するわけでも無く、フィッシュルのように呼び寄せる事も出来ない。また再設置はCTが完了しない限り出来ない。
元素スキルを発動するとほんの一瞬だけ《湿潤》状態になる。バーバラのように常に元素反応が起こる危険は無いが、氷元素が付着している状態で発動すると《凍結》状態になってしまうので注意。
元素爆発「海人の羽衣」

自己強化型の元素爆発。
発動すると周囲の敵に水元素ダメージを与えると同時に自身を強化する。
効果時間は10秒。必要元素エネルギーは70。
この状態になると以下の効果を得る。
・通常攻撃、重撃、元素スキルによるダメージが上昇する
・上昇するダメージ倍率は心海のHP上限による
・通常攻撃または重撃が敵に当たると味方全員のHPが回復する。これによる回復量は心海のHP上限による
・心海の中断耐性が上昇する
・心海のみ水上を移動できる
・交代すると効果は解除される
固有天賦「真珠の御唄」が開放されていると心海の与える治療効果の15%分が、通常攻撃と重撃のダメージ上昇に加算されるようになる。
心海のHPが高いほど攻撃力が上がる。この状態で敵に与えるダメージは通常時の約5倍。
中断耐性も大きく上昇し攻撃を当てるとHPも回復するので、シールドがあるかのように強引に攻撃できる。HPが上がれば当然耐久力も高くなるので、元素爆発効果中の心海は攻防優れたキャラとなる。
水上移動は海辺の近い場所での戦闘が安定しやすくなる…かもしれない。
因みに、高い所から海に落ちると陸に着地した時と同様にダメージを受ける。高過ぎればもちろん戦闘不能になる。また水上移動中、効果とスタミナが切れると溺れる。やっぱりネタじゃないですかー。
固有天賦

葛籠の中の玉櫛
元素爆発の発動時、フィールドに心海自身が召喚した化海月が存在する場合、化海月の継続時間をリセットする。
元素スキルのCTリセットでは無い。設置されている化海月の継続時間が延長されると思えば良い。
真珠の御唄
元素爆発効果中、珊瑚宮心海のHP上限を基準に上昇する通常攻撃と重撃のダメージが更に増える。
上昇する量は珊瑚宮心海の与える治療効果の15%。
回復力を上げれば火力も上がる。
ただ”受ける”治療効果では無い点に注意。
海祇の姫君
チーム内の自身のキャラクター全員が泳ぎに消費するスタミナ-20%。
同じ効果を持つ固天賦との重ね掛けは不可。
北斗が同じ効果の固有天賦を持つ。
心海の元素爆発効果中は水上を移動できるので、合わせて使えばスタミナを大分節約できる。
稲妻は孤島が多いので役立つ機会は多い…かも?
余すことなき策略
心海の与える治療効果が+25%される代わりに、会心率-100%されるとんでもないデメリットのある天賦。
心海をアタッカー運用する場合、どうしてもこれがネックとなる。
珊瑚宮心海の長所と短所

長所
役割が豊富
心海はヒーラー以外にも、アタッカーや水サポーターとしても使える。
これまでのヒーラーは、攻撃寄りの運用とすると回復が、逆に回復寄りの運用をすると攻撃面が下がっていたが、心海はHP特化にするだけでその両面が同時に強くなる。
サポーターとしては元素スキルによる水元素のばら撒き性能が高い。
範囲はそれほど広くないが、手軽にそれも継続的にばら撒けるので、元素反応の起点として強力。
役割が豊富なので、取り合えず感覚で編成しやすいのが心海最大の強み。
ヒーラーの評価が見直されてきている
これまでの環境では鍾離やディオナ、ベネットの存在から、ヒーラーの評価は低く見られがちだった。
しかし最近実装された深境螺旋第11層の地脈異常に「侵食」という効果が登場した事で、ヒーラーが注目されるように。
今後、深境螺旋にこの地脈異常が登場してくる可能性がある。
「浸食」以外にも、シールドを貫通してくる攻撃やシールドを無効化される地脈異常などが登場する可能性もあり、優秀なヒーラーは今のうちに育成しておきたい。
短所
器用貧乏
役割が豊富な分、特出したものが無いので器用貧乏とも言える。
元素爆発による強化でアタッカーになれるものの、他のアタッカーと比べると火力は劣る。
サポーターとしてみると他に優秀なキャラは多いし、回復も他のヒーラーと性能はあまり変わらない。
ただ水キャラが少ない現在の環境では需要はある。
会心率が-100%
アタッカーにもなれる心海だが会心率-100%のデメリットが凶悪。
他のアタッカーと比べると、どうしても劣った性能となってしまう。
よって会心系の聖遺物や武器を装備させる意味は殆ど無い。
良い意味で言えば厳選が楽。
やや使いづらい元素スキル
元素スキルで召喚する「化海月」はフィッシュルのオズのように再設置が出来ない。
原神の敵は移動範囲が広いので、すぐに化海月の効果範囲外へ出ていってしまう。
CTも20秒と長いのもネック。
「化海月」の回復+攻撃範囲は広く無い。よく考えて設置、立ち回らないと敵は化海月から離れてしまい、こちらも効果範囲から出ていかざるを得なくなる。
初心者には育成が難しい
現状、稲妻出身キャラの育成素材は同じ稲妻でしか入手できない。
稲妻に行くには、ストーリー第二章 第一幕(冒険ランク30)まで進める必要があり、初心者には育成が困難。
もちろんだがリセマラで狙うべきキャラでは無い。